名護市中学生海外短期留学派遣事業の帰国報告会が10月24日、市立中央図書館AVホールであった。ハワイを8月に訪れた2、3年生12人が現地で学んだ英語やハワイ語、文化について報告した。生徒らはハワイと沖縄の共通点や違いについて「両方とも昔は王国があり、本土と異なる文化を持っている」などと報告した。
12人は8月17日から2週間の日程で米国ハワイ州のホノルル、コナ、ヒロでホームステイをし、交流会などに参加した。
英語で1分間のスピーチもあった。「注文ができず店員に笑われ、もっと英語を学びたくなった」「世界を旅したいという夢ができた」などと気持ちの変化を伝えた。スピーチはハワイ語「アロハ」で始め、「マハロ」で締めるなど、英語とハワイ語の二つの公用語を学んだ知識を生かした。
松川莉々さん(屋部中3年)は資料を示しながらハワイの歴史について発表し、「質問をしたり学びを共有したりと貴重な経験ができた。これからの自分に生かしたい」と強調した。
保護者や教育関係者も出席し、報告に耳を傾けた。渡具知武豊市長は「将来、異なる文化・価値観の人々と交わる機会がある。国際社会で活躍してほしい」と激励した。
(増田健太)
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ハワイと沖縄 文化違い発表 名護の中学生 12人 留学の成果報告
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琉球新報朝刊
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