1963年に開業し、今年で開業60周年を迎えたコザボウリングセンター(沖縄市中央)は施設の老朽化のため、2024年3月末で閉店することが2日までにわかった。長年、近隣の住民らに愛されてきた施設で、2日も多くの利用者でにぎわっていた。
支配人の仲村伸太郎さん(60)は「続けたい思いはあったが、外壁のはがれなども出てきたので、被害が出る前にと閉店を決めた」と述べた。
コロナ禍での客足減やその後の電気料金高騰の影響も大きく、コロナ前に比べると来客数は半分ほどになっていたという。今年6月頃から閉店を検討しており、9月に従業員に伝えたという。
コザボウリングセンターで毎週木曜にボウリングを楽しんでいるというシルバー会の仲村ハル子さん(78)は「よく利用してきたので閉店は寂しい。定年退職後の趣味としてボウリングをしている人も多いので休みの日が暇になる人も多いのでは」と述べた。
仲村支配人は「利用してくれた方々には感謝しかない。営業終了するまでの間にもぜひ遊びに来てほしい」と呼びかけた。
(福田修平)