【名護】名護市豊原区の地域密着型特別養護老人ホーム「久辺の里」で10月14日、敬老会が開催された。開所以来、念願だった盛大な行事が実現した。久辺の里の利用者や家族、地域の人々が集い、祝宴を楽しんだ。敬老会当日にカジマヤーの誕生日を迎えた比嘉スミ子さん(久志区)ら8人の「トゥシビー祝い」と、最高齢で102歳の豊里友正さん(天仁屋区)の長寿を祝った。
宮平奈月さん(名護市)、仲間功也さん(金武町)が祝いの琉球舞踊を披露。宮平さんは「5歳から琉舞を習っている。看護師をしており、コロナ禍の間はボランティアができなかった。今日は皆さんが喜んでくれてとてもうれしい」と話した。祖父母が豊原区在住という仲間さんは「祖父母孝行で出演した。観客に囲まれた舞台は新鮮で喜ばれている様子を感じ、うれしかった」と語った。
辺野古区老人会は、青年会時代のエイサーを軽やかに創作した「手踊りエイサー」を会場と一緒になって舞った。現代版組踊「北山の風」も圧巻のパフォーマンスで盛り上げた。
職員も、業務後に練習を重ねた演舞を披露した。参加者はみな手拍子やかけ声で存分に楽しみ、お祝いのケーキをおいしく頰張った。 (池辺賢児通信員)
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念願の敬老会を初開催 名護・豊原区「久辺の里」
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琉球新報朝刊
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