【名護】国際協力機構(JICA)と国際交流に取り組むNPO法人レキオウィングスが実施する研修「沖縄ルーツの再認識を通して学ぶソフトパワー活用と地域活性化」の一環で、ブラジルやボリビアなどからの8人の研修生が10月18日、名護市を訪れ、市民らと交流した。市仲尾次の羽地地区センターで歓迎式があり、「かぎやで風」などの琉舞で研修生らを温かく迎えた。
研修生らは市振慶名の羽地民泊に宿泊して沖縄料理を体験したり、公民館で地域住民と交流したりした。ボリビアから訪れた県系3世の玉城ハイメさん(58)は「私たちにとって自分のルーツを知ることはとても重要なことだ。ウチナーンチュ精神を高く持つことが皆さんへの恩返しになる」と話した。
民泊で受け入れた座喜味務さん(63)は「沖縄への思いを忘れないでほしい」と話した。
(金城大樹)