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釣って、さばいて、食べた 桜野特支校の3人 本部で沖釣り体験、釣果8匹


釣って、さばいて、食べた 桜野特支校の3人 本部で沖釣り体験、釣果8匹 釣った魚を手に喜ぶ桜野特別支援学校の(左から)新川恋乃さん、仲村一吹さん、尾淵礼奈さん=10月13日、本部町の浜崎漁港
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 【本部】名護市の桜野特別支援学校は10月13日、生徒らにさまざまな体験をしてもらおうと、本部町の浜崎漁港で沖釣りと魚さばき体験を実施した。同校中学部3年の尾淵礼奈さん(14)、高等部2年の仲村一吹さん(16)、同3年の新川恋乃さん(18)が参加し、釣りを楽しんだ。
 沖釣り体験は、もとぶつりぐ店が協力し、生徒3人は船に乗って約30~40分、釣りにチャレンジした。開始から5分ほどで尾淵さんの竿(さお)が揺れ、ツマジロモンガラを釣り上げると歓声が上がった。新川さんと仲村さんも次々と釣り上げ、3人でタマガシラやオジサンなど計8匹を釣り上げた。港に戻ると3人は自分たちで釣った魚をさばく体験にも挑戦。最後は出来上がったフィッシュバーガーを仲良く頰張った。
 沖釣りや魚さばきを体験した3人は「楽しかった」と口をそろえ、笑顔を見せた。尾淵さんは「魚は重くて(リールを)巻くのが大変だったけど、釣れた時はうれしかった。自分で捕った魚はやっぱりおいしい」と喜んだ。新川さんは「初めての釣りだったけど楽しかった。またやりたい」と目を輝かせた。仲村さんは「3人で釣りに行くのは初めて。また行きたい」と笑顔を見せた。
 沖釣り体験を案内したもとぶつりぐ店店長で仲村さんの父・一茂さん(48)は「初めての取り組みだけど、やってよかった。一生の思い出になると思う。これからもいろいろな体験をしてほしい」と話した。(金城大樹)