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校歌ダンスを創作、披露 大宜味小運動会 児童が旧4小を研究


校歌ダンスを創作、披露 大宜味小運動会 児童が旧4小を研究 運動会の締めくくりに、創作した校歌ダンスを初お披露目する児童ら=10月1日、大宜味小学校
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 【大宜味】大宜味小学校(平良智校長)で10月1日、「宇宙一の笑顔・全力パワー あきらめない最強の大宜味っ子」をテーマに、第8回運動会が盛大に開催された。
 平良校長は「皆さんに感動を届けようと、子どもたち一人一人が一生懸命取り組んできた。大きな行事を一つ終えるたびに子どもたちは成長する。これからの活躍にも期待してください」と述べた。
 小学校単独で開催する初めての運動会に児童らは大ハッスル。親子リレーには多くのチームが参加し、力走する親に子どもたちが「頑張れー」と声援を送った。
 千変万化(障害物リレー)ではハロウィーンのかぼちゃに見立てた飾りを背負いかごに入れ、借り物競争では村長や校長先生と一緒にデカパンで走るなど盛り上がった。
 エイサーは3人のチョンダラーが会場を笑いで盛り上げ、迫力ある獅子舞が登場。運動会の最後は児童や保護者、会場全体で校歌ダンスを踊り、締めくくった。
 同校は2016年に村内4小学校を統合して創立。旧小学校は運動会に必ず校歌ダンスを踊った。それを再現しようと、6年生の児童会役員が中心になり統合前の喜如嘉小、大宜味小、塩屋小、津波小の校歌ダンスのビデオを見て研究し、それぞれの特徴を入れて創作した。旗の色も当時の旧4小学校のカラーを取り入れ、カラフルな旗がはためく校歌ダンスになった。
 小学生の孫と一緒に踊った吉濱エツ子さん(62)は「児童会が創ったと聞きとても楽しみにしていた。50年前を思い出しながら孫たちと一緒に踊った校歌ダンスは良い思い出になった。孫たちの姿に元気をもらった」と顔をほころばせた。
 30代の保護者は「子どもたちの頑張りに感動した。親子リレーも数年ぶりに走ることができ楽しかった」と感想を述べた。
 (安里郁江通信員)