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マウイ義援金400万に 宮古から市民の思い送金へ


マウイ義援金400万に 宮古から市民の思い送金へ 義援金への協力に感謝を述べる宮古島市の座喜味一幸市長=10月31日、市役所
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 【宮古島】米ハワイ・マウイ島の山火事で甚大な被害が出ていることを受け、マウイ郡と姉妹都市の宮古島市は10月31日、市役所で記者会見を開き、市民らに協力を呼びかけた義援金が396万9042円集まったと発表した。義援金は、マウイ郡の専用口座に送金する予定だ。座喜味一幸市長は「復興促進の一助として活用してほしい」と語った。
 市は関係団体と8月24日から9月末にかけて協力を呼びかけていた。市職員や、市議会の全議員24人も協力した。
 座喜味市長は、呼びかけ後すぐに多くの市民が協力してくれたことに触れ、「宮古島は歴史的に大きな台風や大干ばつで甚大な被害を経験したので、災害が起こったときの助け合いの心が脈々と残っていると感じた」と市民に感謝を述べた。
 1965年に旧平良市(現宮古島市)はマウイ郡と姉妹都市になった。その後、市内の中高生の海外ホームステイ派遣事業で受け入れ先になってもらうなど、交流を深めてきた。 (友寄開)