農業と水の関係学ぶ／伊是名小４年生に出前授業

　【伊是名】伊是名小学校の４年生１９人を対象に１０月２０日、沖縄総合事務局土地改良総合事務所が出前授業を行った＝写真。
　農業と水との関係、灌漑（かんがい）施設の役割などを子どもたちに知ってもらい、農業に対する理解を深めてもらうのが目的。
　児童らは水の大切さや水の供給と農業の関係、食べ物の自給率、地下ダムの仕組みなどを教室で学んだ。その後、村土地改良区事務局長の島淳さん、主事補の潮平守男さんの説明を受け村内の貯水施設を見学した。
　千原第一副貯水池では、点検用ハッチからタンク内の水を観察。千原貯水池の地下ダムや飲料用の貯水池も見える高所から見学した。地下ダムでは、太陽光の電力を利用し水をくみ上げ供給する施設の仕組みを学び、機械で水を副貯水池に送る作業も見学した。
　参加した安里美伊菜さんは「高い所に行って少し怖かったがタンクの中を見て楽しかった」と述べた。　（比嘉陽子通信員）