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与那原町活性化へ企画提案/沖女短/就業実習通し地域課題発見


与那原町活性化へ企画提案/沖女短/就業実習通し地域課題発見 プログラムに参加した感想を話す学生=10月19日、与那原町役場
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 【与那原】沖縄女子短期大学(金城靖子学長)はこのほど、与那原町(照屋勉町長)や町内の企業と協働した「キャリアアップセミナー」を開催した。同セミナーは、就業実習を通して地域の課題を発見し、解決に向けて取り組むプログラム。与那原町役場で10月19日、町の活性化に向けた企画を提案する発表会があった。
 参加した同大学1年生の6人は、3人2グループに分かれ、行政や企業のネットワーク構築などを手がける興洋電子と、出版事業などを展開するYUKAZEでそれぞれ3日間の就業実習をした。
 学生らは動画で、実施したアンケートから見えてきた課題や住民のニーズを踏まえ、町を活性化するサービスや商品を発表した。脱炭素先行地域に選定された町の知名度を上げようと、自転車を短時間から気軽に使えるシェアサイクルや、YUKAZEが運営するクラフトビール醸造所と町内の学生で、ホワイトビールを共同開発する提案があった。発表後、役場職員や企業からの講評もあり、学生らは就業意識を高めた。
 池原日菜季さん(20)は「達成感が大きい。仕事はみんなで協力してやるものなんだと学んだ。この経験を力にして就活に取り組みたい」と振り返った。
 (上江洲仁美)