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伊江小 オリオンビール儀間さん講演 世界に通じる仕事学ぶ


伊江小 オリオンビール儀間さん講演 世界に通じる仕事学ぶ 「世界ウチナーンチュの日」にちなんで行われた講演会=10月27日、伊江小学校体育館
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 【伊江】10月30日の「世界ウチナーンチュの日」に合わせ、伊江小学校は、世界に目を向け自らの可能性を自覚し、夢や希望を育む取り組みとして同月27日に、同校体育館で講演会を実施した。講師は、オリオンビール生産本部製造部部長でビール醸造家の儀間敦夫さん(伊江中学校35期生、伊江村川平区出身)が務めた。仕事について、重要なことなどを話した。
 儀間さんは「モットーは、明日は今日の風は吹かない 今日できることは今日で。仕事においても私生活でもその言葉を思い出し行動している」と話した。
 また、オリオンビールができるまでの動画を流し、工場内でもさまざまな部門があることを紹介。「仕事をする上で重要なことは、あいさつ・語学力・プレゼン力。あいさつでチームワークが良くなり、コミュニケーションが取れ情報交換が行われることにより失敗が減る。その次に語学力。海外出張もあるので、他の国との関わりを深めるのに重要。発表する機会も多いのでプレゼン力も大切」と説いた。
 さらに、仕事とは「誰かを感動させること。喜ばせること。それがなかったら、ただの作業。仕事の楽しさは、一つの商品が完成した喜びを多くの仲間と分かち合えること。仕事は、いつも同じではない。今日よりは明日と進歩しなければいけない。いつも感動する心を忘れずそれを持ち続けること。毎日の変化に気付けると毎日が楽しくなる」とまとめた。
 島袋洋校長は「児童にとってはこれから生きていく上で大事なことは何かなど、多くのことを考える時間になったと思う。ありがとうございました」と感謝した。 (知念光江通信員)