【名護】さまざまな体験プログラムを通じて本当の豊かさを小学生に学んでもらおうと、沖縄三育中学校は10月29日、「SDGs DAY CAMP」を開催した。小学生約30人が参加。会場には自然にあるものを使ったおもちゃ作りなどのコーナーが設置され、生徒が参加者に作り方を教えた。社会科探求ゼミが中心となって制作してきた、縄文時代の竪穴住居もお披露目された。
完成した竪穴住居は骨組みに雑木や竹を使い、すすきのかやを立てかけた。探求ゼミが縄文時代の生活を学習する中で、物がなくても工夫して楽しめるのではないかという考えから制作に至った。6月末から制作を始め、名護博物館も助言した。
ゼミリーダーの大須賀リサさん(14)は「土台を作る際に雨が降るとぐちゃぐちゃになるので、整えるのが大変だった。他ゼミの協力のおかげもあり、縄文時代に関わる何かを作りたいという夢がかなった」と喜んだ。
お披露目前にはイベントの参加者も最後の仕上げに参加した。渡部拓磨さん(12)は「普段住む家と違い、自然にあるもので家を作るのは楽しい」と笑った。 (武井悠)
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堅穴住居、どんな暮らし? 名護 三育中生が再現、お披露目
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琉球新報朝刊
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