【糸満】上地流空手道連合会(上地榮会長)は10月22日、第9回戦没者慰霊奉納演武を糸満市の平和祈念公園で開いた。「平和の武」として名高い沖縄空手を通して戦没者のみ霊を慰め、恒久平和を願った。
上地会長は「空手は平和の武であり、その理念は『空手に先手なし』『命どぅ宝』だ。奉納演武を通して恒久平和を祈りたい」とあいさつした。
奉納演武には上地流の15道場から約140人が参加し、三戦(サンチン)や完子和(カンシワ)、三十六(サンセーリュ―)などを奉納した。上地流空手道連合会は今年で結成25年で、41の道場が加盟する。
ロシアによる軍事侵攻でウクライナから避難しているボロディミルさん(66)は現在、実戦沖縄武道連盟琉成會の道場で空手を習う。奉納演武に参加して「空手が平和のための武であることを実感した。ウクライナに戻っても空手の精神を広めたい」と語った。
(吉田健一)
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糸満・祈念公園 上地流連合会 140人参加 平和願い 空手奉納演武
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琉球新報朝刊
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