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裁判所の仕事 興味津々 那覇家裁ナイトツアー 小学生ら 模擬少年審判も体験


裁判所の仕事 興味津々 那覇家裁ナイトツアー 小学生ら 模擬少年審判も体験 那覇家庭裁判所のナイトツアーで、法服を着て裁判所に親しむ子どもたち=10月13日、那覇市樋川の同家裁
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 【那覇】那覇家庭裁判所(溝国禎久所長)は10月13日、家裁について学ぶナイトツアー(子ども見学会)を那覇市樋川の同家裁で開催した。小学5、6年生や保護者ら約30人が参加した。子どもたちは真剣な表情で少年審判を模擬体験したり、法服を着たりして裁判所に親しんだ。
 子どもたちは家裁内を見学し、裁判官や書記官、調査官の仕事について学んだ。その後、裁判官や調査官、付添人の役に分かれて模擬の少年審判に臨んだ。
 大麻を所持して逮捕された高校生の審判を想定し、犯行動機などを質問。最後は反省する少年の処分を保留にし、調査官の観察に付す試験観察の決定を下した。
 浦添市立沢岻小5年の新里晃一さん(11)は「裁判にお金は必要ですか」「なぜ『少年院』という名前なのですか」と、裁判所の職員らを質問攻め。「裁判所は狭いイメージだったけど、結構広い」とさまざまなものに興味津々だった。
 裁判官役を体験した那覇市立金城小6年の浅井心美さん(12)は「実際にやってみて難しい仕事だと感じたけど、興味が出てきた」と目を輝かせた。
 (金良孝矢)
那覇家庭裁判所のナイトツアーで、法服を着て裁判所に親しむ子どもたち=10月13日、那覇市樋川の同家裁