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強盗対策、命守る前提 うるま、「闇バイト」受け訓練


強盗対策、命守る前提 うるま、「闇バイト」受け訓練 訓練で駆けつけた警察官(左)に犯人の特徴を説明する店員=10月19日、うるま市のイオン具志川店
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 【うるま】うるま署は10月19日、うるま市のイオン具志川店内の宝石店「ESTELLE(エステール)」で強盗を想定した対応訓練を実施した。

 「闇バイト」で募った実行犯による強盗事件が県外で起きたことが実施の背景だ。同署の久井伸高生活安全課長は「強盗は人命・財産に関わる事件だ。日頃から防犯意識を持ってほしい」と話した。

 訓練では犯人役3人がバールやハンマーでショーケースを破壊し、貴金属を奪って逃走する場合を想定した。店員が駆けつけた警察官に犯人の特徴などを説明するまでを訓練した。

 店員の上間いちづさんは「訓練と分かっていてもびっくりして適切な判断、行動が取れなかった。日頃から意識したい」と振り返った。

 久井課長は「命を守ることを大前提として、動画を撮影するなど犯人の情報を提供してほしい」と呼びかけた。

 (金盛文香)