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ネパールの子と手紙で交流 アミークス小 孤児院運営・竹中さん 返事届ける


ネパールの子と手紙で交流 アミークス小 孤児院運営・竹中さん 返事届ける ネパールの孤児院で暮らす子どもたちの手紙を届ける竹中俊さん(左)と沖縄アミークスインターナショナル小のデイキン・セバスチャン校長(中央)、上江洲ジョアナかおる教諭=10月6日、うるま市栄野比の沖縄アミークスインターナショナル
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【うるま】ネパールで孤児院(日本の児童養護施設に当たる)を運営する社会活動家の竹中俊さん(27)が10月6日、うるま市栄野比の沖縄アミークスインターナショナルを訪れ、孤児院で暮らす子どもたちが書いた手紙を届けた。竹中さんは「手紙を通して沖縄とネパールの子どもたちの交流が深まった」と笑顔で話した。
 竹中さんは日本に帰国している間、全国を回り、ネパールでの孤児院の活動などについて講演会を開催している。同校でも7月6日、中学生に講演した。
 講演を聞いた中学生と小学生が、ネパールの子どもたちにネパール語や英語、日本語で手紙を書いて送った。ネパールの子どもたちが返事の手紙を書き、竹中さんが届けた。手紙には、日本のアニメのキャラクターなどが描かれ、感謝の気持ちを寄せていた。日本語で書かれた手紙もあった。
 竹中さんは「孤児院で暮らす子どもたちは、基本的に大学生以上の大人と交流している。子ども同士の手紙のやりとりは、彼ら、彼女らにとって、とてもうれしいはずだ」と伝えた。沖縄アミークスインターナショナル小のデイキン・セバスチャン校長は「海外の子どもたちとコミュニケーションを取るのは、児童生徒にとって大きな経験につながる。これからも続けたい」と述べた。 (金城実倫)