【南城】久高島や斉場御嶽など地域の史跡を歌に取り入れ競い合う、第10回かいされー大会(南城市文化協会主催)が10月15日、南城市文化センターシュガーホールで開催された。佐敷屋比久区出身の平田樹来(じゅら)さん(22)が最優秀賞に輝いた。
出演者最高齢74歳の中村栄さん、12歳の山内琉花さんら11人が挑んだ。司会は東方沖縄語会(あがりかたうちなーぐちかい)会長で、しまくとぅば普及活動に取り組む久手堅豊さんが務めた。
1番目に沖縄市出身で30歳の目取真優さんが登場。歌に自信のある参加者が三線を弾いて挑戦した。
審査の結果、平田さんの最優秀賞、中村さんが優秀賞、與那原邦人さんが奨励賞、山内さんが審査員特別賞を受賞した。審査結果までの間、多くの琉球音楽、舞踊研究所のグループが三線を奏で曲に乗って舞い、観客を魅了した。
大会実行委員長の島袋健さんは最後に「民謡が大好きで千葉県からも出演希望者がいたが、コロナ禍の影響で残念ながら参加できなくなりました」と報告。本土でも琉球民謡に関心を持つ人はますます増えているという。
(知花幸栄通信員)
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地域の史跡 民謡に乗せて/南城・かいされー大会/平田さん最優秀
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琉球新報朝刊
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