観光周遊バス標的のテロ対応訓練 警察や消防など50人参加、連携を確認 沖縄・本部


観光周遊バス標的のテロ対応訓練 警察や消防など50人参加、連携を確認 沖縄・本部 バスに乗り込む機動隊員=10日、本部町浄化センター
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 【本部】本部町、本部署、本部町今帰仁村消防組合は10月10日、町内の観光周遊バスが標的となったことを想定したテロ対応訓練を町浄化センターで実施した。警察や消防、機動隊など約50人が参加し、テロ発生時の対応や関係機関の連携について確認した。

 訓練は周遊バスの車内で、不審者が化学薬品を散布して逃げた状況を想定した。運転手から通報を受けた消防と警察が進入規制ラインの設定やドローンによる現場調査を行った後、機動隊が重症者を救助し、不審物を回収した。バスを使った訓練後には、逃走した不審者を警察官が発見し、制圧した。

 終了後、本部町の平良武康町長は「警察、消防、行政それぞれの力を合わせて訓練を積み重ね、安全、安心な観光地づくりに邁進(まいしん)したい」とあいさつした。

 (武井悠)