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95 城間公民館 (浦添市) 敬老の街、青少年育成の街


95 城間公民館 (浦添市) 敬老の街、青少年育成の街 かつて地域で盛んだった闘牛の絵が描かれた城間の旗頭=10日、浦添市城間の泉小公園
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 沖縄戦後、城間区は旧集落が米軍に接収されたため、住民が国道58号線の東側の土地を自ら切り開き、移住して形成した。旧集落には現在、米軍キャンプ・キンザー(牧港補給地区)がある。
 約30年前、市と浦添商工会議所と共に、1944年以来途切れていた「城間松明(てぃーびー)大綱引」を復活させた。伝統文化継承と区民相互の融和を目的に、自治会や寿会(老人会)など、各部会の会員で構成する城間松明大綱引保存会も発足した。大綱引はコロナの影響で、近年から中止が続く。10日に開かれた「サンパークカーニバル」には、22年11月に復活したこども太鼓「ティービー太鼓」や、大綱引で行う旗頭の一つが供された。地域の変わらない伝統芸能への熱い思いが、来場者の胸を打った。
 ことし4月からは子ども食堂に取り組み、11月後半からは高齢者の筋力作りが目的の「100歳体操」を始めるなど、老若男女が元気に過ごせる、明るい自治会運営に取り組んでいる。 
「地域を楽しくするにはどうすればいいかを考え、行動している」と話す宮城直自治会長=13日、浦添市城間の城間公民館
かつて地域で盛んだった闘牛の絵が描かれた城間の旗頭=10日、浦添市城間の泉小公園
 城間区メモ 2023年10月末現在4557人、2320世帯が暮らす。4月から毎月第2、第4木曜日の平日に子ども食堂を開設している。 (藤村謙吾)
  (毎週金曜掲載)
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 宮城直自治会長から一言 敬老の街、青少年健全育成の街などをモットーに、楽しく活気に満ちた街づくりをしたい。
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