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「薬物の怖さ知って」/宜野湾中で新垣さん講話


「薬物の怖さ知って」/宜野湾中で新垣さん講話 薬物の怖さについて話す西原町教育委員会の新垣和哉主幹(右)=10月20日、宜野湾市立宜野湾中学校
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 【宜野湾】宜野湾中学校は10月20日、生徒に薬物使用の怖さを学んでもらおうと「SNSと薬物~あなたは抜け出せますか~」と題した講話を実施した。講師は西原町教育委員会の新垣和哉主幹が務めた。
 新垣さんは冒頭、大麻や覚醒剤などの薬物が人体に及ぼす悪影響について説明。中学生の多くがスマートフォンを持っていることを指摘し「SNS上では大麻などの薬物があたかも安全なものであるかのような情報が流れている。インターネット上で簡単に取引できるような環境もあり、中学生の身近なところまで迫ってきている」と警鐘を鳴らした。「皆さんの時代はつながる時代だ。だからこそ、自分を守ることが相手を守ることにもつながる」と述べ、ネット上の書き込みなどをうのみにしないことが被害を拡大させないと訴えた。
 3年の佐喜眞光和さんは「大麻は遠くにあるものだと思っていた。売人の受け子や使用者に自分がなるかもしれないと思うと怖かった」と感想を述べた。 (名嘉一心)