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エイサー練習に児童ら熱/北中城・ライカム/18日お披露目会/目標は青年会発足


エイサー練習に児童ら熱/北中城・ライカム/18日お披露目会/目標は青年会発足 エイサーの練習に励むライカムこどもエイサーの児童ら=9日、北中城村立島袋小学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【北中城】戦前に「比嘉集落」として栄えた北中城村のライカム地区で、集落に伝わったエイサーを広めようと、同地区に住む子どもたちなどでつくる「ライカムこどもエイサー」がこのほど発足し、活動している。子どもたちは夏から練習を始め、18日にあるお披露目会に向けて練習に励んでいる。
 発足させたのは、北中城村で街づくりに取り組む仲本大樹さん(40)=同村島袋。沖縄市久保田青年会のOBで、約10年前に同青年会の前身である「比嘉青年会」の写真と楽曲を見つけた。
 ライカム地区などの一帯は戦前比嘉集落として栄えた。戦後に米軍に接収されて泡瀬ゴルフ場ができ、返還後は大型商業施設が建った。仲本さんは「新しい地区でいろいろな人が住んでいるからこそ、ゴルフ場や比嘉集落の歴史を知ってほしい」と語る。
 現在は同地区に住む児童が多く通う島袋学童クラブを中心に活動しているが、学童クラブ以外からもメンバーを募っている。将来的には青年会を発足したい考えで、中高生のメンバーも募集している。
 島袋小4年生の大濱心椛(きのか)さん(9)は「ちゃんと覚えて踊れた時が楽しい。本番はちょっとだけ緊張しているけど、友達を誘って踊りを見てもらいたい」と笑顔で話した。
 お披露目会は18日午後4時から6時まで、セブン-イレブン北中城ライカム店の隣の広場で行う。 (石井恵理菜)