有料

96 桑江区公民館 (北谷町) スポーツで地域住民交流


96 桑江区公民館 (北谷町) スポーツで地域住民交流 毎週木曜に集って卓球を楽しんでいる「北谷卓球クラブ」のメンバーたち=10月、北谷町の桑江区公民館
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 北谷町桑江区公民館は町内で唯一、体育館を有する公民館だ。朝から午後10時まで体育館利用者が訪れ、スポーツを通して地域の人が交流している。体育館は公民館の「前身」でもある。 桑江区自治会は1980年に発足したが拠点がなく、建設を求める声があったが、現在のちゃたんニライセンターがある場所に町の「中央公民館」があったため、建設できなかった。そのため区民が集う場所として91年7月に「体育館」を建設したのが始まり。後になって公民館としても位置付けられた。
 毎週木曜日にここで卓球を楽しんでいるのが「北谷卓球クラブ」(河上親彦代表)。平均年齢は70歳、最高齢は82歳。メンバーは「卓球は生活の友」「人生のエネルギー源」と話す。スポーツの他にも高齢者マージャン同好会や高齢者のスマホ講座、三線、フラダンスなどさまざまなサークル活動も盛んだ。コロナ禍が落ち着きを見せ、例年開催してきた「クリスマス・正月餅つき会」も開催を企画している。
   ◇    ◇    宮平俊治自治会長から一言 「訪れやすい場所」づくりを心掛けてきた。現在は開催されていない区の祭りも開催したい。   ◇    ◇    桑江区メモ 2023年度現在の世帯数は1450戸、3550人が暮らす。80年の自治会発足当初は428世帯で、世帯数は約3倍に増えている。
 (島袋良太、山川宗司通信員) (毎週金曜掲載)