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「ピカソ」に憧れ、8歳児が個展を開催 来月2、3日のFMコザ2階で 沖縄 グッズも販売しビジネス体験


「ピカソ」に憧れ、8歳児が個展を開催 来月2、3日のFMコザ2階で 沖縄 グッズも販売しビジネス体験 人生初の個展に挑む島袋明志さん(左)と母の由希さん=9日、沖縄市のトリップショットホテルレッドルーム
この記事を書いた人 Avatar photo 島袋 良太

 【中部】沖縄アミークスインターナショナル小学校2年の島袋明志(あかし)さん(8)が12月2、3日、沖縄市の中央パークアベニューで絵の個展を開く。幼い頃から絵が好きで、約2年前にピカソの作品を見て以来、絵描きになる夢を抱いて作品を生み出してきた。自身の作品を印刷したグッズも販売し、創作活動で利益を得るビジネス体験もする。両親は「スタージャンプ沖縄」と題したロゴやウェブページも制作し、来年からは他の子も迎え入れ、沖縄の子どもたちの才能の発掘や発信につなげる計画だ。

 島袋さんは今年夏に開催された山田養蜂場主催の「第11回ミツバチの一枚画コンクール」でも、国内外2万1086点から沖縄の小学生で唯一入選した。普段は、与えられたテーマを描くより湧いたイメージを勢いに乗って自由に仕上げることが得意だという。

 広告プロデューサーの父武志さん(51)が「スタージャンプ」のロゴとサイトを制作した。母の由希さん(40)が普段の活動の発信などを担当している。

 展示会では島袋さんが描いた絵画約50点を展示し、クリアファイルやエコバッグなどのグッズも販売する。由希さんは「販売価格から原価などを差し引く計算もする。『これだけ働いてこれだけしか利益が出ないのか』と知ることで、ビジネスの厳しさも学んでほしい」と話す。

 島袋さんの将来の夢は「ピカソ」。憧れの画家生誕の地を踏むため、スペイン語の勉強もしている。展示会は中央パークアベニューにあるFMコザ2階の「トリップショットホテルレッドルーム」で午前11時から午後3時。入場無料。

 (島袋良太)