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働く意義や苦労学ぶ 宜野湾中で職業人講話


働く意義や苦労学ぶ 宜野湾中で職業人講話 宜野湾中1年生に働くことの意義ややりがいを話した同校卒業生で宜野湾市消防署の仲間丈さん=宜野湾市立宜野湾中学校
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 【宜野湾】宜野湾市立宜野湾中学校はこのほど、1年生の総合学習の時間を利用して職業人講話を実施した。各業界で活躍する職業人の講話を聞き、やりがいや意義、苦労について学ぶことなどが目的。医者、消防士、建設業などの職種に従事する在校生の保護者や卒業生が職業人として語った。
 市赤道に事務所を構える総合建設業のスリースターズ代表を務める中江源太さん(39)は「生きるためには最低限の衣食住が必要だ。そのために頑張って対価を得るのが仕事。その上で、困っている人の役に立つ仕事ができれば、自分も幸せになれると思っている」と仕事をする意義を語った。
 宜野湾中の卒業生として市消防署から参加した仲間丈さん(20)は「自分も中学性の頃はやりたいことは何も決まっていなかった」と回想した。その上で「今は現場でつらい思いをしている人を助けることができた時に、この仕事に就いて良かったと思える」と述べ、「頑張りどころだと思った時には、とことん頑張ってほしい」と助言した。
 講話を聞いた宜野湾中1年の山城堅紳さん(13)は「夢実現のために日頃の勉強を頑張り、進路を決めたい」と話した。 (名嘉一心)