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金丸ゆかり歴史の道巡る 西原・那覇 40人、伝説追体験も


金丸ゆかり歴史の道巡る 西原・那覇 40人、伝説追体験も 内間御殿の庭にあるサガリバナの説明を聞く参加者=西原町
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 【西原・那覇】西原町教育委員会(新島悟教育長)が主催した内間金丸関連史跡巡り「歴史の道を歩く~内間御殿から首里城まで~」が11月3日、行われた。ニシバル歴史の会(石垣盛康会長)の会員が全行程をガイドした。参加定員を例年の2倍の40人にし、参加者とニシバル歴史の会の会員らをバス2台に振り分けて出発した。
 はじめに金丸(後の尚円王)が内間地頭に任ぜられた時の、西原町にある旧宅跡の内間御殿前で下車し、巡見がスタート。続いて名幸毛、カヤブチ御殿でガイドの説明を受けた。
 その後はバスで移動し、町字桃原で下車、ウチャタイマグラー(御茶多理真五郎)伝説が伝わるウチャタイビラを当時と同じように字池田まで歩いて追体験した。終点で待っていたバスに乗り込み、首里文化祭準備でにぎわっている那覇市の琉潭通りを通過して安国寺前で下車した。
 綾門大道沿いの大美御殿跡、首里高校敷地内にあった中城御殿跡の説明を聞いた後、第二尚氏が眠る玉陵に入った。1501年創建当時のまま残っている玉陵碑の経緯の説明を聞いた後、券売所地下にある資料展示室を見学して終了した。
 (喜屋武幸弘通信員)