野球部OB、現役生に甲子園の夢託す 「夏に向けて頑張って」 浦商2期生、50歳記念しボール贈呈


野球部OB、現役生に甲子園の夢託す 「夏に向けて頑張って」 浦商2期生、50歳記念しボール贈呈 50歳を記念し、盛根一美元監督(前列右から5人目)らを囲んだ浦添商業野球部2期生メンバー=11月18日、同校(山川成彦さん提供)
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 【浦添】浦添商業高校野球部の2期生約20人が11月18日、50歳を迎えたことを記念して母校に集まり、野球部にボール2ダース24個を贈呈した。後輩に甲子園出場の願いを託すとともに、懇親会を開き、思い出話に花を咲かせた。

 2期生が1989年に浦添商業に入学した前年、休眠状態だった野球部が再建された。「闘志前面」のスローガンの下、盛根一美監督(当時)の指導で練習に汗を流した。

 この日は50歳を記念し、背中に「50」と「闘志前面」をデザインしたそろいのTシャツを着て集合した。現在、子どもが浦商野球部に所属する2期生も複数いて、贈呈式では本原智之さんが息子で主将の煌大さん(2年)に、山川成彦さんが息子で外野手の隼平さん(同)にそれぞれボールを贈った。

 山川成彦さんは「浦商が最後に夏の甲子園に出場したのは2012年。夏の甲子園に出られるよう頑張ってほしい」と後輩に思いを託した。2期生の一人でもある真玉橋長郎監督は「親から子への贈呈式となり印象深かった。健康だからこそ、こうした機会にも恵まれた。感謝でいっぱいだ」と語った。

 (岩切美穂)