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国頭村慰霊祭60人参加 戦没者悼み世界平和祈る


国頭村慰霊祭60人参加 戦没者悼み世界平和祈る 焼香し戦没者を弔う慰霊祭参加者=11月15日、国頭村辺土名の村戦没者慰霊之塔
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 【国頭】第64回国頭村戦没者秋季慰霊祭(同村実行委員会)が11月15日、村辺土名の村戦没者慰霊之塔であった。遺族、宮城明正副村長、山城弘一議長、区長など約60人が参加し、戦没者を倬み、世界の恒久平和を願った=写真。参加者全員で戦没者の鎮魂を願う黙とうをささげた。遺族の中には、高齢でつえをつきながら長時間手を合わせる姿もあった。
 宮城副村長は「先の大戦から学び取った教訓を子々孫々に忘れず語り伝え、二度と悲惨な戦争を起こしてはならないことを固く誓い、永遠の平和を強く希求する」と述べた。
 村によると、国頭村戦没者慰霊之塔は1960年6月10日に建立したが、63年が経過して老朽化によりひび割れなどが生じていた。村単独予算で改修を進め、今年11月に終えた。塔中央部の文字は経年により見えづらくなっていたが、高圧噴射機により洗浄、文字を新たに墨入れし透明な塗装を施しより鮮明になった。敷地内や周辺の枯れ木や雑木を伐採して整備した。
 (新城高仁通信員)