沖縄最北端の書店、大宜味に誕生「山ブックス」 共同書店の棚主も募集 旧喜如嘉小の跡に


沖縄最北端の書店、大宜味に誕生「山ブックス」 共同書店の棚主も募集 旧喜如嘉小の跡に オーナーの崎山朴さん(左)と共同書店の棚主である藤尾かおりさん=11月20日、大宜味村の「山ブックス」
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 【大宜味】山原3村で初で、県内最北端となる書店「山ブックス」が、旧喜如嘉小跡地の喜如嘉翔学校内にオープンした。書店オーナーで大宜味村在住の崎山朴(すなお)さん(31)が10月に開店させた書店で、やんばるの自然や生物に関する本や大宜味村に関連した書籍のほか、崎山さんが好きな作家などの古書を仕入れ販売している。また、レンタルボックス「共同書店」の棚主も募集していて、現在14店舗が稼働している。

 同村在住で「かふてふ文庫」の棚主、藤尾かおりさん(40)は「近隣に書店がないのでありがたい。私の書棚では、なかなか手に入らない作家の絶版本や、自分が感じた感動を共有できる本を販売している」と述べた。

 崎山さんは「各棚主さんは本の配置やポップ(本を選ぶ人に向けた紹介文)など、個性が出ている。来場者は自然の中にある小学校教室跡で、懐かしい雰囲気を味わい、のんびりしてほしい」と呼びかけている。

 書籍を購入した方に、実際に図書館で使用していた図書カードもプレゼント(在庫限り)している。

 (喜納高宏通信員)