浦添市在住の真栄田静馬さんは高校を卒業してから釣りを始めた釣り歴8年の釣り好き。ここ数年はぶっ込み釣りでタマンを狙うことが多く、65センチのタマンがこれまでの自己記録。12月2日もタマンかオニヒラアジでも釣れたらと、妹と2人で海野漁港に釣りに出かけた。午後2時ごろから餌にするミジュンを釣った。
1時間程で20センチ程のミジュンが20匹くらい釣れたので、ミジュンを餌に、根掛かりの少なそうなポイントに50メートル程投げ込み、竿立てにセットしてから再びミジュンを釣っていると、午後4時にドラグがギィーと鳴る音がして、竿を見ると海に向かってあり得ない角度で曲がっていた。急いで竿を持って応戦するが、掛かった魚は左手に向かって100メートル程走って止まった。ハリスはタマン狙いの16号、針はウェーブラインストロングの20号なのであまり無理はできない。必死にリールを巻いては出されながら30分の格闘で、足元まで寄せることができた。
こんな大物が釣れる予定ではなかったのでギャフはおろか、タモ網も持っていなかった。様子を見ていた釣り人がロープを持って駆け付け、尻尾にロープを掛け3人がかりで堤防に引き上げたのが146センチ・38.3キロのガーラで、自己記録を大きく塗り替えた。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)