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恩納村、26年の「こども園」移行へ協定 きぼう会と 高台に建設 保育所・幼稚園統合へ


恩納村、26年の「こども園」移行へ協定 きぼう会と 高台に建設 保育所・幼稚園統合へ 官民連携の認定こども園の設置・運営に関する協定を締結した恩納村の長浜善巳村長(左)と社会福祉法人きぼう会の君島寿源理事長=21日、恩納村役場
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 【恩納】恩納村は11月21日、村内の保育ニーズに応え、子育て支援を充実させる目的で、同村内で「恩納村オリーブ保育園」などを運営する社会福祉法人きぼう会(君島寿源(すおん)理事長)と官民連携の幼保連携型こども園の設置・運営に関する協定を締結した。同日、村役場で締結式があった。

 協定は、2024年4月にきぼう会に村営恩納保育所の運営を移管し、26年4月に同保育所を認定こども園へと移行することを目指す。運営移管後の恩納保育所の入所予定は約50人、認定こども園への移行後は約160人を予定している。認定こども園は、村恩納の総合保健福祉センターに隣接する高台に建設予定で、開所後は恩納保育所と現在の村立幼稚園3カ所は閉園する。

 恩納村福祉課によると、現在、村営の保育所は恩納保育所を含め3カ所で、受け入れ対象は0~4歳、幼稚園は3カ所で受け入れは5歳のみとなっている。認定こども園では、0~5歳の子どもが対象になる。26年に恩納保育所が認定こども園へと移行する際、同時に村営安富祖保育所も認定こども園へと移行するという。

 締結式で、長浜善巳村長は「恩納村に若者が戻ってきて安心して子育てできるよう、連携して進めたい」と述べた。君島理事長は「親御さんたちの、子どもに体験させたいけどなかなかできないというところを補って、子どもらに自信をつけてあげたい」と話した。 

(金城大樹)