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「アナ雪」「天使にラブ・ソングを」も 迫力ゴスペルでノリノリ! 石垣の3小学校が大合唱


「アナ雪」「天使にラブ・ソングを」も 迫力ゴスペルでノリノリ! 石垣の3小学校が大合唱 「ソウルバード・クワイア」のメンバーと歌う明石、伊野田、野底小の児童=1日、石垣市の明石小学校体育館
この記事を書いた人 Avatar photo 照屋 大哲

 【石垣】石垣市立明石(あかいし)小学校体育館に1日、大きな歌声が響いた。東京や大阪で活動するゴスペル団体「ソウルバード・クワイア」のメンバー約40人と、市北部の明石、伊野田、野底の3小学校の児童約50人が大合唱した。みんなで体を揺らし、大きな声で歌い、中には踊り出す児童もいた。

 児童数の少ない3校は年に2回、音楽や体育を共にする集合学習を実施している。この日の学習は明石小の神谷貴子校長がソウルバードのメンバーと交流があることで実現した。神谷校長は児童に「大人数で大きな声で思いっきり歌う体験をさせたい」と実施した。

 ソウルバードは児童を前に「きよしこの夜」や「赤鼻のトナカイ」を披露。口を大きく開け楽しそうに歌う姿に児童は驚き、迫力ある歌声に聞き入った。メンバーは児童に体全体を動かしてリズムを取ることや、大きな声で歌うよう伝えた。

 メンバーと児童は映画「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」と、映画「天使にラブ・ソングを2」の「オー・ハッピー・デイ」を大合唱した。乗り乗りで歌い、ソプラノやアルトの歌声がハーモニーを奏でた。

 明石小6年の中村たねさん(12)は「いつもは音楽の時間は6年生2人、5年生1人で歌っているのでさびしい。今日は人数が多くて楽しかった」と声を弾ませた。

 「最初は一緒に歌うのは恥ずかしかった」と振り返ったのは伊野田小6年の平良海人さん(12)。「みんなで楽しく歌えて緊張もほぐれた」と大人数で歌う楽しさを体感した様子。

 野底小6年の豊岡優波(ゆうは)さん(11)は「初めてゴスペルの生の歌声を聞いた。私もやりたくなった。めっちゃ楽しかった」とゴスペルの魅力を堪能した。

 (照屋大哲)