島添の丘の子　野菜植え付け　伊江島の農園で４年ぶり

　【伊江】南城市大里にある島添の丘（新垣和彦施設長）の子どもたちと職員29人は11月18日、伊江村西江前在住の島田勝雄さん（67）の畑「島添の丘　いーじま農園」で野菜の植え付け体験をした。今回植えた野菜はタマネギ、ジャガイモ、ニンジン、ニンニク。

　子どもたちに作物が成長する喜びを感じてもらうことで情操教育にもつながると実践している。植え付け体験は今回で6回目。東江上在住の玉城博文さん、伊江村社会福祉協議会職員の山城悠吾さん、名嘉元寛さんがボランティアで参加した。

　昼食後はミースィ公園でフライングディスクリレーやピンポン玉リレーを楽しんだ。来年2月17日に那覇文化芸術劇場なはーとで公演予定の、ダイナミック琉球に出演する子どもたちのダンスの披露もあり充実したひとときを過ごした。手作りチョコレートムースの差し入れもあり、作業の疲れも吹っ飛んだようだった。

　島田さんは「2019年以来4年ぶりの植え付け作業。半分以上の子どもが初めての体験だと思う。3月に予定している収穫祭では、大きくなった野菜を収穫することで喜びや何かを感じてほしい」と話す。

　子どもたちからはボランティアへ「いつも楽しい活動をありがとうございます。皆さまの応援で勉強など頑張ります。これからも一緒に活動できることを楽しみにしています」という感謝のメッセージとステンドグラスが贈られた。

　（知念光江通信員）