ハブ3匹→196匹、粟国村議会が全会一致で「対策条例」 医療費や住宅の石垣整備を補助


ハブ3匹→196匹、粟国村議会が全会一致で「対策条例」 医療費や住宅の石垣整備を補助 ハブ(沖縄県衛生環境研究所提供)
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 【粟国】粟国村議会(与那城義幸議長)は5日、村ハブ対策条例を全会一致で可決した。粟国村で2017年に初めてハブが捕獲され、当時3匹だった捕獲数は、本年度は今月8日時点で196匹と、年々増加している。

 条例では、ハブにかまれた際の医療費の補助や、住宅の石垣整備に使う補修材の支給を定めている。

 ハブにかまれた際は医療費の自己負担分で上限2万円を村が負担する。ハブが潜みやすい石垣は隙間を埋めるセメントや砂、砕石などを現物支給する。

村民生課の担当者は「石垣から整備して住宅地にハブが広がらないようにする」と話した。

 (上江洲仁美)