當山富貴子さんは、8年前から釣りを始め、打ち込みでタマンやガーラ(ロウニンアジ)を狙い始めたのは6年前。5月に念願のタマンを釣ったので、本格的にガーラを狙おうと決めて、大物釣りで有名な釣りクラブTNFCに加入した。会長の宮良タスクさんの教えでメキメキと頭角を現し、11月26日に16キロの初ガーラを釣った。
12月9日、妹と2人で釣りに行くことになり、午後2時の便で那覇一文字に渡り、エギングで0.6キロ前後のミーイチャー10杯を釣った。午後5時ぐらいから、大物狙いの仕掛けを3本投げてアタリを待った。午後6時にオヤビッチャを餌に投げ込んでいた10号竿(ざお)が大きく曲がりリールから道糸がすごい勢いで引きずり出されている。慌てて竿に駆け寄り、ファイト開始。しばらくの間ラインの出は止まらず、やっと止まったかと思ったら、今度はリールが巻けない。
竿を持つ手が限界近くになり、体中の筋肉が悲鳴を上げる。それでも自分の体にムチ打って、30分ほどで足元までガーラを浮かすことに成功。しかし、女性2人では落としタモに魚を入れられず、離れた場所でエギングをしていた男性に応援を要請。3人で堤防に引き上げたのは135センチ・30キロの大物だった。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)