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歌い踊り 長生き願う 国頭村桃原区敬老会


歌い踊り 長生き願う 国頭村桃原区敬老会 米寿(トーカチ)の嘉陽トミ子さん(左)、安里京子さん
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 【国頭】国頭村桃原区(金城勝也区長)の公民館で11月18日、敬老会が開かれた。参加者は弁当や区民女性らが料理した赤飯とイナムドゥチに舌鼓を打ちながら、余興などを楽しんだ。
 今年の風車(カジマヤー)は新城夏子さん、米寿(トーカチ)は山城正弘さん、安里京子さん、嘉陽孝吉さん、嘉陽トミ子さん。米寿の2人が敬老会に参加し、村から贈られた記念品額縁、村と区の双方からの祝い金が手渡された。安里さんは「皆さんでお祝いしてもらって、本当にありがたいと思いました。ありがとうございます」と答え、会場から大きな拍手と「なとんどー」「上等」などの声が上がった。
 金城区長は「皆さんの元気な顔を拝見できてほっとしている。先輩たちが築いてきた地域を今後もしっかりとつないでいきたい」とあいさつした。
 渡口栄純さん(65)=東京都在住、桃原出身=は、同級生の伊禮達真さん=沖縄市在住、国頭村奥間出身=と2人で懐かしのフォークソングを演奏した。即興で桃原にちなんだ歌を作詞作曲し披露した。また、「沖縄を返せ」を歌うと参加者らも一緒に大合唱となった。
 渡口さんは「生まり島のやんばる桃原へ老人会新人として思い出づくりに来ました。これからも人の情や景色がいつまでも変わらぬことを願います」とふるさとへの思いを話した。
 最後は「豊年音頭」に乗って参加者が踊り出し、「唐船ドーイ」でカチャーシーも飛び出し、会場と舞台が一つになって盛り上がった。(新城高仁通信員)