那覇市、がん患者の乳房補正具やウィッグなどを助成 2024年度から実施へ 市議会の代表・一般質問で答弁


那覇市、がん患者の乳房補正具やウィッグなどを助成 2024年度から実施へ 市議会の代表・一般質問で答弁
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【那覇】那覇市議会11月定例会の代表・一般質問が4~8、11日に行われた。市はがん治療に伴う外見変化に悩む患者を支援する目的で、乳房補正具やウィッグなどの購入費を助成する「がん患者アピアランスケア支援事業」を2024年度から実施する方針を示した。同事業は糸満市と浦添市が今年10月から実施しており、那覇市は両市を参考に助成額などを決める。

 市内で不登校となっている児童生徒の状況について、名嘉原安志学校教育部長は、2020年度が743人、21年度982人、22年度が1303人と答弁した。22年度の、1千人当たりの不登校の児童生徒の割合は47・1人で、全国の31・7人、県の38・1人より多い傾向となっており、市は分析を進めている。

 市役所内でのパワーハラスメントなどのハラスメント被害について、當間順子総務部長は職員からの相談件数が、20年度が4件、21年度が7件、22年度が5件、23年度が11末月時点で4件となっていると報告した。

 那覇市議会前議長汚職事件について、知念覚市長は「前議長の逮捕は市議会だけでなく本市においても、少なからず影響があったことから、今後、市議会とも一丸となって市民の信頼回復に努めていく必要がある」と述べた。

(吉田健一)