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亡き父残したコイ寄贈/宜野湾の米須さん、福州園に


亡き父残したコイ寄贈/宜野湾の米須さん、福州園に 自宅の池とコイを紹介する、米須清春さんの娘の(ら)大川道代さん、我如古怜子さん、我謝勝美さん、米須照美さん、森川喜久江さん=6日、宜野湾市
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 【宜野湾】宜野湾市長田に住む米須照美さん=写真左から4人目=は6日、5年前に亡くなった父が残した19匹のコイを那覇市久米の福州園に寄贈した。父清春さんは44年前から自作の池でコイの飼育や繁殖をしており、多い時は50匹超を飼育していた。家の建て替えでコイを手放すことになり、福州園への寄贈を決めた。
 米須さん宅では二つの池でコイを飼育していた。近隣住民や保育園児など地域でも親しまれていたという。清春さんは専門雑誌で紹介されたり、県内の品評会で受賞したりと熱心にコイを育てていたという。
 照美さんは「思い入れの深いコイもおり、寂しい気持ちもある。寄贈すれば皆さんにも見て楽しんでもらえる」と述べた。
 福州園の十文字良彦園長は「大きいサイズを寄贈いただけるのは大変ありがたい」と笑顔を見せた。 (福田修平)