被災地に手編みマフラーで「ぬくもり」を 沖縄・渡嘉敷から気仙沼へ贈り続け3020枚


被災地に手編みマフラーで「ぬくもり」を 沖縄・渡嘉敷から気仙沼へ贈り続け3020枚 4年ぶりにマフラーを持ち寄り参集した「気仙沼市にマフラーをおくる会」のメンバーと代表の新垣光枝さん(前列左)=2023年12月11日、那覇市内
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 【渡嘉敷】渡嘉敷村の新垣光枝さん(75)は、東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市に2011年から毎年継続して、12月に手編みマフラーを贈り続けている。13回目の今回も「気仙沼にマフラーをおくる会」のメンバー18人が編んだ計290枚を12月11日、気仙沼市の保育園、保育所、児童館に贈った。これまで送り届けたマフラーは計3020枚となった。

 14年に結成したおくる会メンバー16人は4年ぶりに那覇市のカラオケ店に手編みマフラーを持ち寄って集合。親睦交流を深め、活動の継続を誓った。

 おくる会代表の新垣さんは「気仙沼市の受け入れ窓口となっている方の高齢化などで継続していけるか不安だが、メンバーはやる気満々なので先方の意思確認をしていきたい」と話した。 (米田英明通信員)