【山形県で名嘉一心】中部広域市町村圏事務組合が主催する山形県最上広域市町村圏事務組合との交流事業は11日、3日目を迎えた。本島中部9市町村の小学5年生59人は金山町立金山小学校の6年生10人と交流し、スキーを体験した。また、午前中には宿泊していた真室川町の「神室少年自然の家」の裏庭でスノーチューブなどの雪遊びに興じた。
初めてのスキーに苦戦していた中部広域の児童らは、レクチャーを受けながら何度も挑戦した。最終的には一人でもできるようになり、楽しそうに銀色の斜面を滑り抜けた。体験前のあいさつで「沖縄にいる時からスキーを楽しみにしていた」と話した、読谷村立古堅小5年の波平音愛(のあ)さん(11)は「最初は転んでばかりで難しかったけど、徐々に滑れるようになって、達成感があった」と満面の笑みを見せた。
斜面を登る際はカニ歩きで少しずつ進んだ。宜野湾市立志真志小5年の国仲駿さん(11)は「登りは疲れて大変だったけど、登った分だけ滑りは風を感じることができて気持ちよかった」と目を輝かせていた。
最上広域圏との交流事業は12日が最終日となり、児童らは同日午後沖縄に戻る。