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やんばるの生き物のアート展 東村 来場者参加型、表現自由に 山と水の生活博物館で20日~来月18日


やんばるの生き物のアート展 東村 来場者参加型、表現自由に 山と水の生活博物館で20日~来月18日 企画展への来場を呼びかける4人。左から岸本あすかさん、當間すずさん、鷹野晶敏さん、山本結沙さん、=7日、大宜味村の喜如嘉翔学校
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 【北部】東村の村立山と水の生活博物館で20日から、やんばるの生き物をテーマにした来場者参加型のアート展「Let’s!!やんばる展」が開催される。大人は子どものように、子どもはより自由な気持ちで、自分を表現して創作を楽しむきっかけづくりをしようと、県内で活動する20代の若手クリエイターたちが企画を立ち上げた。毎週日曜日には自然やアートに関するワークショップやイベントを開催するほか、オリジナルステッカーを販売する。
 主に企画に携わるのは岸本あすかさん(25)=絵画、當間すずさん(26)=写真、鷹野晶敏さん(27)=写真、山本結沙さん(27)=陶芸の4人。専門分野や普段取り組むことはばらばらだが、生き物好きという共通点があり、やんばるの生き物探しやイベント出展の声かけをきっかけに知り合った。今回の企画展では岸本さんがハシブトガラスの絵画、當間さんが昆虫をメインとした写真、鷹野さんがヘビやムカデの写真、山本さんがカエルのオブジェと、生き物に関する約40点の作品が出展される。
 会場には事前に用意された大きなハブの絵に、来場者が色を塗ったりや絵を描いたりすることができる「ウォールペイント」や、ビニールテープなどで作ったガの繭(まゆ)の中に入って遊んだり写真を撮ったりできる「マユになろう」など、体験や作品作りに参加できるスペースも設けられる。作品展と参加型展示の双方を通じて、子どもたちにアートを身近に感じ、やんばるのことを知ってもらいたいと願う。山本さんは「私たちと一緒に自分の中の好きなものを自由な気持ちで表現することを老若男女に提案したい。レッツやんばる!」と来場を呼びかけた。
 会期は20日から来月18日までの午前10時~午後6時。月曜と祝日、2月13日は休館。料金は常設展示見学料込みで大人200円、高校生以下100円。 (武井悠)