コシの麺とかつおだしが絡まる 食欲そそる冷たい宮古そば キッチンみほりん(宮古島市)<うちなー味まーい>99


コシの麺とかつおだしが絡まる 食欲そそる冷たい宮古そば キッチンみほりん(宮古島市)<うちなー味まーい>99 強いコシとつるっとした食感の麺と、かつお節のだしがしっかりと取られたつゆが特徴の「冷やし宮古そば」(850円)。にんじんとタマネギ、旬の野菜が入ったかき揚げも相性抜群
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 コシのある宮古そばの麺がかつお節の香りあふれる冷たいつゆと絡み、ツルツルとしたのどごしが食欲をさらにそそる冷やし宮古そば(かき揚げ付き・850円)。トッピングの白ネギや大根おろし、もずく、レモン、わさび、野菜のかき揚げと合わせて食べることでさまざまな味のバリエーションが楽しめ、箸が止まらない。

 宮古島市上野宮国の大型ホテルや宿泊施設が並ぶ海岸付近の通りにたたずむ「キッチンみほりん」。創業者の渡真利鏡子さん(76)が2004年に店を開き、現在は息子で経営者の学さん(49)と店を営む。店名は、若くして病気で亡くなった鏡子さんの娘美穂さんに由来。鏡子さんは「娘の名前を残したくて店名に付けた」と説明する。

 冷やしそばは、10年以上前に「冷たいそばはどんなだろう」という発想から作ったのがきっかけ。市内にある製麺所の宮古そばの麺を丁寧に処理することで、コシのあるつるっとした麺に仕立てることに成功。「市内で初めて冷やしを作った。リピーターも多い」と語る。

 他にも、丁寧にだしを取った宮古そば(700円)や、炒めてかりかりになったかつお節が入ったさつまいもの葉の炒め物「んーぎぃ炒め」(600円)も人気だ。

 営業時間は午前11時~午後3時まで。ラストオーダーは午後2時半。定休日は日曜日で、年末年始やお盆なども休みとなる。問い合わせは、電話0980(76)3641。

 (友寄開)

経営者として「キッチンみほりん」の味を守る渡真利学さん