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粘り・堅守とカケ技激突 東恩納闘牛 来月4日 うるま石川ドーム


粘り・堅守とカケ技激突 東恩納闘牛 来月4日 うるま石川ドーム しらみず龍桜
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 4日午後1時から東恩納闘牛大会(東恩納闘牛組合主催、琉球新報社共催)がうるま市石川多目的ドームで開かれる。入場料は男性2500円、女性2千円、中高生千円、小学生以下は無料。また、午後0時30分からのオープニングアクトには恩納村出身の若手ミュージシャン「oviik/99broadway」のライブも開催される。
 シーの一番、中量級メインマッチは、粘りと堅い守りを身上とする二代目☆徳王とカケ技からの腹取りを得意とするしらみず龍桜が対戦する。二代目☆徳王は、2022年の初戦を白星スタートするも、その後はドラゴン桜トラトラ、華☆丸に負け2連敗。しかし、昨年の名遁怒(なとんどー)に勝利したのを皮切りに現在4連勝と絶好調だ。これまでは常に守りに徹し、相手のスタミナ切れを狙う持久戦を得意としてきたが、直近のニブラとの対戦では守りを固めながらも自ら攻め込む場面も多く見られた。年齢と経験を重ねるごとに戦い方も進化しているようだ。
 対するしらみず龍桜は、通算7勝4敗。沖縄初戦は21年の南魁龍との対戦で、13分弱で勝利している。主な戦歴としては伊波重機昭和53年生、南星戦牛寿、剛毅との対戦がある。その中でも、惜しくも負けはしたものの伊波重機53年生と16分にも及ぶ激しい攻防を演じたのは印象深い。二代目☆徳王がさらなる進化した戦い方を見せるのか、多くの強豪牛と渡り合ってきたしらみず龍桜がキャリアの差を見せつけるのか注目だ。
 シーの三番は徳之島のミニ軽量クラスで活躍してきた昭和56年生号と蓮菜龍の再戦だ。初対戦は昨年1月、あげな組合闘牛大会で昭和56年生号の戦意が弱くわずか28秒での決着だった。約1年越しとなる戦いは、果たしてどちらに軍配が上がるのか。 (平川智之)

東恩納闘牛大会 (左:紅組、右:白組) 中量級メインマッチ 二代目☆徳王 しらみず龍桜 神山寛磨(東恩納)900キロ しらみずグループ(南部)900キロ 中量級特番 天才でんでん龍牙號 願寿 上江洲サリー(石川)980キロ 田原政康1000キロ リターンマッチ 昭和56年生号 蓮菜龍 重原良次(徳之島)700キロ 蓮ファミリー(屋慶名)730キロ ベテラン対決 やんちゃん タッチューヒーゲー 久保田力仁(石川)800キロ 闘牛団地グループ(本部)850キロ 若手 対 ベテラン チビKING 回天號 仲村一華(東恩納)850キロ 米須栄(宜野湾)850キロ 指名特番 シモくん 大芽王 瀬良垣れもん(東恩納)820キロ ハイサイ安慶名(南部)750キロ 軽量級特番 長堂畜産昇山 梵頭 池根颯斗 仲原洋平(屋慶名)820キロ 闘将会(具志川)760キロ バンジャー対決 ハチワレちゃん 遊心白髭 伊禮栄之介(伊波)800キロ 遊心グループ(屋慶名)780キロ ミニ軽量級特番 玉城兄弟摩凰 渡具知銀龍 玉城正真・正浬・凰雄(南部)750キロ 渡具知グループ(読谷)720キロ 封切花形特番 乱磨 闘神☆白龍 仲姫乃(犬田布)750キロ 闘牛団地グループ(本部)800キロ