母校に自身の本寄贈 辺土名高、バスケ名将・安里さん 沖縄


母校に自身の本寄贈 辺土名高、バスケ名将・安里さん 沖縄 本を贈呈する安里幸男さん(右)と桃原健次校長=辺士名高校
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 【大宜味】バスケットボール界の名将、安里幸男さん=写真右=が沖縄バスケットボール情報誌「アウトナンバー」の金谷康平さんと共に母校の辺土名高校(大宜味村)を訪れ、自身のバスケットボール指導の半生をまとめた本「日本バスケの革命と言われた男」を贈呈した。

 安里さんは1978年の山形インターハイで沖縄代表として出場した辺土名高校が、全国3位の成績を収め、「辺土名旋風(せんぷう)」として全国に名をとどろかせた際の監督だ。

 「辺土名高校があったから今の自分がいる。若者を含め高校生の皆さんには自分の好きなことを見つけ、それを続けることと、チャレンジする精神を持ってほしい」と訴えた。桃原健次校長=同左=は「安里さんは辺土名高校の誇り。本校の生徒らに夢と希望を与えていただいた。本を通して人材育成に役立てていきたい」と感謝した。

 書籍は大宜味小、中学校にも寄贈された。

(安里郁江通信員)