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憧れの選手が熱血指導 阪神、児童に「ふれあい野球教室」 沖縄・宜野座


憧れの選手が熱血指導 阪神、児童に「ふれあい野球教室」 沖縄・宜野座 野球教室で子どもたちと触れ合う阪神タイガースの選手ら=4日、宜野座村のバイトするならエントリー宜野座スタジアム
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 宜野座村で春季キャンプを行うプロ野球阪神タイガースが4日、「ふれあい野球教室」を「バイトするならエントリー宜野座スタジアム(宜野座村野球場)」で開催した。村内の少年野球チームが招待され、児童らは憧れの選手たちと野球に親しむ貴重な時間を満喫した。

 前川右京選手は「熱い気持ちを持って指導します」とあいさつ。上級生は専門的なピッチングやバッティング練習を行った。低学年の子どもたちはティーバッティング練習や即席のミニ試合で選手と交流した。

 選手から「いいね」と褒められながら、笑いも交えたファンサービスに、児童も大喜びで技術を習得した。

 質問会では、守備の際に強い打球への恐怖をどう克服するか、送球ミスをどう改善すればいいかなど、児童からの質問が相次いだ。選手は真摯(しんし)に回答した。金城悠叶さんが「バッターボックスでは、どんなイメージで振ろうと思っていますか?」と質問すると、佐藤輝明選手は「ホームランを打つことだけを考えている」と言い切った。

 藤田健斗選手と練習した興古田有悟さんは「いいボールだねと褒められた。うれしかったし、楽しかった」と、感無量の様子だった。

 女子学童で参加した比嘉咲空さんは「内野での球の取り方を教えてもらえた」、宮城愛乃さんは「バットの振り方を教えてもらった。試合で生かしたい」と語った。

 玉城冬磨さんが児童を代表してあいさつし、「今日、習ったことをチームに戻って練習し、試合で活躍できるように頑張ります」と感謝を述べた。

 (池辺賢児通信員)