大型バイクの技術に300人が熱視線 白バイ競技大会、4年ぶり有観客で開催 沖縄県警


大型バイクの技術に300人が熱視線 白バイ競技大会、4年ぶり有観客で開催 沖縄県警 コースを疾走する男子の部優勝の比嘉史弥巡査部長=3日、沖縄市
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 【沖縄】沖縄県警は4日、沖縄市倉敷のモータースポーツマルチフィールド沖縄で第48回県警白バイ安全運転競技大会を開催した。4年ぶりの有観客開催となった会場には約300人の観客が訪れ、訓練の成果を発揮する白バイ隊員に熱い声援を送った。

 開会式で鎌谷陽之県警本部長は「飲酒運転根絶および交通事故抑止対策の推進を図っていく上で、白バイ隊員の活躍が一層期待される」とあいさつした。

 競技会はバランス走行や傾斜走行操縦(スラローム)などの種目で競った。県警交通機動隊員の男性8人、女性2人が参加した。選手らは排気量1300cc、重量約300キロの大型バイクをたくみに操り、設置された障害物をかわしながら疾走した。

 男性の部総合優勝の比嘉史弥(ふみや)巡査部長(27)は「全力を出すことができた。今後も訓練を重ね、日々の職務に生かしていきたい」と話した。

スタートの合図を出す女子の部優勝の奥平梨乃巡査長=3日、沖縄市

 女性の部総合優勝の奥平梨乃巡査長(30)は「周囲の支えがあってここまでやってきた。1件でも多くの事故を減らせるよう技術を磨いていきたい」と気持ちを新たにした。 

(高辻浩之)