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竜輝白鳳 熱戦制す 弥生杯能登支援闘牛大会 シーの二番 拳心が52秒圧勝


竜輝白鳳 熱戦制す 弥生杯能登支援闘牛大会 シーの二番 拳心が52秒圧勝 真っ向勝負で打ちあう竜輝白鳳(右)と古堅モータース☆剛力(左)=10日、うるま市石川多目的ドーム
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 弥生杯能登半島復興支援大闘牛大会(古堅闘牛組合主催、琉球新報社共催)が10日、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。好カードぞろいということもあり、会場には多くの観客が詰めかけ大迫力の闘牛観戦を楽しんだ。主催の古堅闘牛組合と昭和32年生闘牛愛好会による義援金に加え、復興支援に賛同する観客による寄付も多数みられた。

 注目のシーの一番は、約13分にも及ぶ乱打戦を竜輝白鳳(りゅうきはくおう)が制し、古堅モータース☆剛力(ごうりき)に勝利した。

 対戦開始から互いに距離を取ってツキ、ワリの打撃戦を展開した。一発打てば相手も一発打ち返すという、互いに一歩も譲らない意地と意地のぶつかり合いに会場は大盛り上がりをみせた。古堅モータース☆剛力が積み重なったダメージに耐えかね先に音を上げ決着となった。

 シーの二番は、拳心(けんしん)が強烈な腹取りを繰り出し全勝工業勝進龍(ぜんしょうこうぎょうかっしんりゅう)にわずか52秒で圧勝した。軽量特番のシーの九番は、女性の闘牛士・桜さんの愛牛として知られる伊良皆圧送全進(いらみなあっそうぜんしん)が体重差をものともせず果敢に攻め込み、一発逆転山獅子に完封勝利しゆかり賞を獲得した。

【優勝】竜輝白鳳
【ゆかり賞】伊良皆圧送全進
【敢闘賞】幸皇
【殊勲賞】峯電機龍心王

(平川智之通信員)