苦手克服「上手に書けた」 中地さんが山日YBS席書き大会で上位入賞 沖縄県内児童で初


苦手克服「上手に書けた」 中地さんが山日YBS席書き大会で上位入賞 沖縄県内児童で初
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【うるま】手本を見ずに書道に取り組む第84回山日YBS席書き大会(山梨日日新聞社、山梨放送、山日YBS席書き大会運営委員会主催)でこのほど、うるま市立伊波小学校3年生の中地心乃さん(9)が、同学年の最高位の特別推薦に次ぐ、山日YBS賞に選ばれた。県内から小学生が上位入賞するのは初。

 中地さんは幼稚園から書道を始めた。課題の「走りだす」という作品では、苦手だった右払いを克服。中地さんは「上手に書けた」と笑顔を見せる。

山日YBS賞に輝いた伊波小3年の中地心乃さん=15日、沖縄市の琉球新報中部支社

 中地さんの指導者で、静愁書道教室(うるま市)の根神孝枝さんは「週に2回、真面目にちゃんと通っている。教えがいがある生徒だ」と話す。中地さんの書道に取り組む姿勢は、教室の友人たちにもいい刺激を与えているという。

 中地さんは「書道は友達と一緒にできて楽しい。賞をもらえてうれしい」と照れくさそうに話した。
 同大会には例年約1万人が出品しており、沖縄からは今回140人が出品した。(石井恵理菜)