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思い出胸に32人巣立つ 国頭村内3小学校


思い出胸に32人巣立つ 国頭村内3小学校 5人の後輩や家族、地域の人々に見守られながら卒業式を迎えた森岡海香さん(前列左から2人目)と賀数昴士さん(同左から3人目)=3月15日、国頭村立小学校体育館
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 【国頭】国頭村内の3小学校で15日、卒業式が行われた。卒業したのは奥間小13人、辺土名小17人、安波小2人。奥小と安田小は0人だった。村全体で計32人の児童が思い出の詰まった学びやを巣立った。
 安波小学校(大田出校長)では、森岡海香さん、賀数昴士さんの2人が5人の後輩や家族、地域の人々に見守られながら卒業した=写真。
 大田校長は「2人は最上級生としてやると決めたことに一生懸命取り組み、少ない人数の学校でもできるんだということを行動で示した。中学・高校と新しい世界に進む中で、勇気をもって夢を追い求め、すべての夢をかなえてください。2人ならできます」とあいさつした。
 森岡さん、賀数さんは「楽しかった小学校生活の思い出を胸に、大きな夢に向かって旅立ち、力強く明日からの道を歩んでいきます。輝かしい未来に向かって大きくはばたきます」と別れの言葉を述べた。
 2人は、この日のために書いた手紙と花束を、ありがとうの言葉と共に父母に手渡した。
 (新城高仁通信員)