【読谷】読谷村瀬名波のまつしまクリニック院長で、中部地区医師会副会長の松嶋顕介医師(67)がこのほど、地域医療に長年貢献した医師を表彰する「赤ひげ大賞」と九州厚生局長賞をダブル受賞した。松嶋医師は「この地域でずっと診療させてもらっている。これからも頑張っていく」と意気込んだ。
3月13日、読谷村役場に石嶺伝実村長を訪れ、報告した。
福岡県出身の松嶋医師は1989年に読谷村診療所に医師として派遣された。当初は3年で帰る予定だったが、後任の医師が見つからなかったこともあり、延長して勤務。そのまま村瀬名波にクリニックを開業し、30年以上にわたり読谷村の地域医療を支えてきた。
松嶋医師は受賞を受けて「また責任が重くなってしまう」と冗談っぽく笑いながらも、「私の人生の半分は読谷村だ。今では最初の患者の、ひ孫の代まで診ている。地域で活動させてもらっていることに感謝したい」と目を細めた。
(石井恵理菜)
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松嶋医師、地域貢献でW受賞 読谷 赤ひげ大賞、九州厚生局長賞
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琉球新報朝刊