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名護で「鳥の歌」上映会 13日、市立図書館、ギター公演も


名護で「鳥の歌」上映会 13日、市立図書館、ギター公演も 来場を呼び掛ける、やんばるシネマの中山吉人さん=1日、琉球新報北部支社
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 沖縄県内でコンサートを企画するムーサの会(島しづ子代表)は、13日に名護市立中央図書館で映画「鳥の歌」の上映会と、フォルクローレギタリストの木下尊惇さんによるコンサートを開く。入場料は千円。ボリビアでの演奏経験がある木下さんは「コンドルは飛んでゆく」や「平和に生きる権利」などを披露する予定。イベントに協力する、やんばるシネマの中山吉人さん=写真=は「演奏は素晴らしく、とりこになっている」と来場を呼びかけた。

 「鳥の歌」はボリビアの映画製作集団「ウカマウ集団」が製作した。征服者たちを批判的に捉える映画で、先住民社会を撮影する中で、同集団自身も先住民に対して無意識に偏見を抱いていることに気づく内容だ。中山さんは「権力者の弾圧をはね返す点で、沖縄の人たちと映画制作者の志に共通項がある」と力を込めた。上映会は午後2時、コンサートは午後3時50分から。問い合わせは島代表、電話090(1754)0104。

 (武井悠)