琉球の歴史をイラストで気軽に イラストレーター和々さん作品展 うるま・沖縄


琉球の歴史をイラストで気軽に イラストレーター和々さん作品展 うるま・沖縄 和々さんのイラスト作品に見入る来場者ら=9日、うるま市のあまわりパーク企画展示室
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 琉球史に特化したイラストレーターとして活動する和々さんの作品展「Pop in Ryukyu」が、うるま市のあまわりパーク企画展示室で開催されている。21日まで。入場無料。

 「Pop in(気軽)」に琉球史に触れ、学んでもらおうと、和々さんの初期作品から最新作まで、約12年にわたる130点以上を展示。市栄野比の「アマワリホテル」壁画の原型となった現代版組踊「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)」のイラストや、世界遺産に登録された県内グスクの御城印なども陳列されている。

 この12年の史料研究と出土品から明らかになった古琉球時代の研究結果も、イラストで分かりやすく表現している。

 肝高の阿麻和利を観劇したことをきっかけに琉球史に興味を持った和々さんは「イラストから楽しんで歴史に入ってもらい、その中で気付きがあればうれしい」と来場を呼びかけた。

 14日の午後1時半、同3時半には和々さんのギャラリートークも開催する。20日は午前10時開始も合わせて3回予定。いずれも参加無料。

 (玉城文)